茅ヶ崎方式英語学習法

茅ヶ崎方式教本の無料提供にあたり

茅ヶ崎方式英語会創設者 松山 薫

茅ヶ崎方式英語会は来年4月、創設35周年を迎えます。会員11人、講師4人で始まった英語会が今日のような発展を見たのは、多くの方々のご支援、ご協力の賜物であり、感謝のほかありません。ご存知のように、本会の基盤は創設者達がNHK国際局の英文記者として体験した英語学習の方法論を体系化した「茅ヶ崎方式学習法」であり、これを学ぶための基本教材が8冊の教本類です。 茅ヶ崎方式英語会では、来年創設35周年を迎えるにあたり、これらの教本類をネット上で無料公開いたすことになりました。これは、受信料で一人前の英文記者に育ててもらったという4人の創設者達の設立当初からの固い意志であり、このほど、10年に及ぶ全教本の改訂作業を終了し、これを無料公開することにしたものです。 本邦に類を見ない完結した学習法と教本は、創立以来数十万の人々に使用されて好評を博しており、英語を使う能力が国の存立にもかかわるようになった今日、本気で英語を学ぼうとしている多くの方々のお役に立つものと確信しております。(2015年12月)

松山 薫
1929年東京生まれ。1952年東京高等師範学校英語科卒業。新潟県立栃尾高校、新潟南高校、静岡県立浜松北高校教諭を経て、株式会社川嶋商店で印刷機輸入業務。NHKに入社し国際局報道部記者。退社後「茅ヶ崎方式英語会」(会員5,000名)を設立し、初代会長。現在あやせグリーンハイツ高齢化対策アドバイザー

「茅ヶ崎方式英語会」教材の集大成を祝う

横浜国立大学名誉教授 田崎 清忠

旧友松山薫氏がNHK国際放送記者時代のノウハウをフルに活用してまとめ上げた英語教材が、このたび関係者の努力によって集大成され、しかもこれが社会教育貢献事業の一環として無料で一般公開されることになったことを、心から歓迎しかつ併せてお祝い致します。元来英語教材の編集やその教材を用いた教授は通例専従英語教育関係者によって行なわれていますが、「茅ヶ崎方式」による教材は、時々刻々変化する世界の姿をそのまま捕らえたニューズが素材となっており、極めてユニークであるとともに高い実用性を維持している点に大きな特徴があります。松山氏を囲む桐英会(東京高等師範学校英語科卒業生が運営している組織)の全メンバーは、今回の快挙を拍手を以て歓迎し、あらためて松山氏の35年にも及ぶ努力と社会貢献を誇らしく思うとともに、心から祝うものであります。

田崎 清忠
1952年東京高等師範英文科卒、茨城県立古河第一高校、東京教育大付属中教諭を経て、横浜国大教授。1996年定年退官(名誉教授)後、東京純心女子大学教授。2000年から同大学学長。2008年退任。1961年ー77年の間「NHKテレビ英語会話」講師。高円宮全日本中学校英語弁論大会およびホノルル市長杯全日本青少年英語弁論大会審査委員長。

< 茫々40年 >

茅ヶ崎方式英語会創設者 松山 薫

 茅ヶ崎方式英語会は、まもなく創設40周年を迎える。私が英語学校を創ろうと思い立ったキッカケのひとつは、1964年の東京オリンピックだった。NHK取材班のひとりとして、代々木の選手村に入り、英語が多くの選手や役員を結びつける国際語であることを身を以て知った。特に、それまで見たこともなかったdeep Africaの人達と話して、いつの間にか意思が通じ合っているのを感じた時の喜びは大きかった。「対話のための英語学校」を創ろう、それが自分の生涯の仕事になるかもしれないと思った。
それから、十数年後、私は「茅ケ崎方式英語会」の設立趣意書と会員募集のビラを湘南の各地に配って歩いた。鎌倉では是非、作家の富岡多恵子さんの家のポストにも入れたいと思った。鎌倉文士のひとりだった富岡多恵子さんは、「英会話私情」という著作の中で、日本の英会話学校で教える英語は、花嫁修業の習い事のようなもので、英会話学校へ行っても英語が話せるようにはならないと、痛烈に批判していた。私もその通りだと思いながらも、そうでない英語学校を必ず創って見せますよという決意を伝えたかったのである。
あれから40年、湘南の地に撒いた一粒の種は、多くの方々の献身的な協力によって、日本全国に広がり、根を張って、日本の英語学習の一隅を照らす存在になりえたと思う。男子の本懐之にすぐるものはない。

松山 薫
1929年東京生まれ。1952年東京高等師範学校英語科卒業。新潟県立栃尾高校、新潟南高校、静岡県立浜松北高校教諭を経て、株式会社川嶋商店で印刷機輸入業務。NHKに入社し国際局報道部記者。退社後「茅ヶ崎方式英語会」(会員5,000名)を設立し、初代会長。現在あやせグリーンハイツ高齢化対策アドバイザー